数ある投資手法の中でも「IPO」に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
「IPO」とは誰でも株取引ができるよう企業が上場することです。
実はこの企業が最初に売り出す「IPO株」に投資することで、初心者でも高確率で利益を得ることができます。
今回は、IPOの投資について解説します。
IPOとは
IPOとは新規公開株(Initial Public Offering)のことです。
企業が資金調達のために、誰でも株取引ができるよう市場に株式を公開することも意味しています。
実はこの企業が上場する前の株(IPO株)を入手し上場直後に売ることで、誰でも高確率で利益を得ることができるのです。
この上場後に初値で売る手法の勝率は、なんと9割を超えるとも言われています。
IPO投資はまさに株初心者でも簡単に勝てる投資手法といえるでしょう。
IPOの当選確率
IPO株を入手するためには、証券会社に申し込みをする必要があります。
しかし、申し込みをすれば誰でも買えるというものではありません。
IPO投資はその勝率の高さから投資家に大人気であるため、申し込み後に抽選が行われるケースがほとんどです。
その当選確率は低いものでなんと0.1%。
高いものでも10%程度であるため、IPO株を入手すること自体が最大の関門となっています。
このようにIPO投資は利益を得やすい一方で、人気化し抽選になりやすいことから、根気強く複数の銘柄に申し込み続けることが必要です。
IPOによる利益
IPO株の申し込みに当選すると、事前に決められた公開価格で購入することができます。
そして上場初日についた初値が公開価格を超えていれば、初値ですぐに売ることで利益を得ることができるのです。
初値が公開価格を超える割合は9割を超えるとも言われています。
さらに実際に2019年に上場されたIPO株のうち初値が公開価格の2倍以上になった銘柄は実に3分の1以上。
この勝率の高さゆえに、IPO投資は誰でも利益を得やすい投資となっています。
IPOの流れ
IPO株を買うには、いくつかの手順を踏む必要があります。以下に、一連の流れを簡単に紹介します。
IPO銘柄を選定する
まずは上場予定の銘柄を探す必要があります。IPOの情報を調べるには「IPOジャパン」というサイトがおすすめです。
IPOのスケジュールや申し込みできる証券会社などの一連の情報がわかりやすくまとめられています。
参考:IPOジャパン(https://ipojp.com/)
IPOの抽選に申し込む
IPO銘柄の選定をした後は、証券会社を通じて抽選への申し込みを行います。この申し込み期間のことをブックビルディング期間といいます。
過ぎてしまった場合は申し込みができなくなるので注意が必要です。
申し込みの際には、「購入したい株数」と「金額」を合わせて提示することで、最終的に公開価格が決定し、抽選が行われます。
また証券会社によっては、抽選への申し込み時に購入資金を入金する必要があります。
当選しなかった場合、資金は全額返ってくるためデメリットは特にありません。
申し込みの際にまとまったお金が必要になるかどうかは必ずチェックしておきましょう。
IPOの抽選結果を待つ
IPOの抽選に申し込みが済んだら、後は待つだけです。抽選は公開価格が決定した日(または翌営業日)に行われ、当日中に結果がわかります。
IPO株を購入する
IPOの抽選に当選した場合は、指定された期間内にIPO株を購入する必要があります。購入後は市場でいつでも売買することができますが、おすすめは初値で売ることです。
初値が公開価格を上回る確率はとても高いため、手堅く利益を得るためには誰もができる再現性の高い手法です。
まとめ
IPO投資は初心者でも簡単に利益を得ることができます。何より着実に資産を増やしていく「勝てる投資」がしたい方には特におすすめです。
まずはIPO銘柄を選定し、証券会社を通じてコツコツと申し込みをしていきましょう。